〜ピサ編〜
というわけで今回はイタリアのピサ。家に近い空港からは日帰り便が無いので、朝帰りの正味24時間の旅です。
その昔、フィレンツェに行ったことがあるので今回はピサだけでも良いかなと思い、あのピサの斜塔の他にドォオモ広場の聖堂や博物館も含めたコンビネーション・チケット€28を事前購入して行きました。

ピサ空港の出口を前に進むと空港バスとタクシー乗り場が発着する場所があり、空港ビルを背にして左側へまっすぐ歩いたところに、空港と駐車場、ピサ中央駅を結ぶ車輪型モノレールの?Pisa Moverの駅があります。改札で直接カードやスマホでのタッチ決済ができないのがちょっと残念。正直、空港直結のこの手のモノレールとかって利用客の足元を見た料金設定で割高です。



ピサ中央駅に到着して、さてどうやって行こうかと思っているところ、丁度ドォオモ広場に停車するバスが来たので、とりあえず駆け込み乗車。銀行カードをタッチして普通に乗れました。
バスを降りるとコーヒーの香りがするので中を覗くとなんとも美味しそうなケーキが。斜塔の予約は12時なので、まずは小腹をこしらえる事に。



ドォオモ広場Piazza Del Duomoに到着。
ドゥオモ広場内が1987年にユネスコの世界遺産に登録されています。

バス停側からドォオモ広場の中に入ると眼の前に入る光景がこれ。大理石がまぶしい…

飛行機の遅れや入管で並ぶ時間など一応考慮し、拝観時間は余裕を持って予約するので、スムーズに行くと結構待ち時間が出来てしまいます。でも、それが今回良かった!
というのも、ピサ大聖堂に入る時にチケットの読み取り機がピーッと音を立てたので、チケットをよく見たスタッフが一言、『これ、明日の日付だわ。』
え、え、え、なんという失態。ほぼ日帰りなので、また明日来ますと言えないし、と、パニックになりそうなところをスタッフが、『でもチケットはうちのページで予約しているからここで変更できるかも、あ、塔の時間もあるから上司に聞いてみるわ』と、ベテランらしい機転の効いた神対応。その場で塔の時間を取り直すまで、隣についてくれたので塔の入場時間が一時間ほど遅くなっただけで無事予約完了。ルイースさん、ありがとう。






Baptistry 洗礼堂 内部は長い共鳴をするので有名。そのデモンストレーションもありますが、内部が工事中で共鳴に影響があるのか、それとも単に自分の耳が肥えていないのかで、気がつきませんでした。





Camposanto カンポサント まあ、墓地です。墓標の上を歩いてごめんなさいという気もしましたが。壁面には当時の世界観を描いた図や天界と地獄界の絵図があり、それだけでも見る価値はあります。






Tower 鐘楼
というよりもやっぱり斜塔という方が分かりやすいですよね。塔内は入場制限があり全予約制ですが時間に余裕があれば当日券も買えます。塔内へのカバンやバッグの持ち込みは禁止されていて、唯一入場券を見せるためのスマホが許可されているのみです。手荷物預かり所へは集合時間の5分ほど前に寄るように言われ、機械に塔の入場券をかざすと、開いているロッカーが一つ開くという、なんとも賢いシステムになっていました。

高さは58.36m、現在の傾斜度が5.115°。上まで273段なので一気に上がることに。1173年から200年近くかけて建てられたこの塔は、建設当時にはすでに傾き始めていました。それで200年もかかってしまったのですが、それでも諦めないで完成させるところがすごいというか、それ程までに街のメンツもかかっていたのでしょうか。




白い大理石で滑るのと、みんなが歩く中央部分がくぼんでいるために、想像以上に歩きにくいという感想です。雨だったらちょっと怖かったかも。行かれるときは底が滑らない靴をお勧めします。



塔の最も大きな鐘は3.5トンあるそうで、塔が傾いていようが平気で重いものを上に置くのがすごい。
以前イギリスのTV番組、確かチャンネル4だったかな。で、イギリスの土木工学のチームがピサの斜塔の傾斜を防ぐために地板を安定させる工事を行ったのを見たのだけれど…あれはいつだったか。今調べたら、1990年から11年間かけて工事を行っていたそうです。
ピサの斜塔は傾いた建物の代表ではありますが、傾斜度ではアラブ首長国連邦のアブダビにある首都の門の建物が18度。ピサの5倍の傾斜度だそうで、それって中で立てるのでしょうか?中世の塔ではドイツのバート・フランケンハウゼンの塔の方がピサよりももっと傾いているそうなので、珍しいことではないようです。が、周辺一帯の建物の美しさとか、やはり語り継がれる要因があるのでしょう。
さて、さくっとドォオモ広場を散策したので、ルッカの街へ移動したいと思います。調べたら電車の方が早く着きそうだったので電車で行きます。



Luccaに続く