マチュピチュへの道!
今回は、最新情報の他にもハイキングも運動もあまりしない普通のおばさん目線で感じた事も含めてまとめてみました。シニア個人旅行を計画する上で参考になれば嬉しいです。
・目次・
出発前にマチュピチュの入場券を手に入れよう
マチュピチュ遺跡の入場券は行くと決めたら最初に購入するのがベスト。
マチュピチュは1日の入場者数を制限していて2025年のハイシーズン(乾季=イースターから11月までと混む年末年始の4日間)は、1日のチケットリリース総数が5600枚。一見多そうに見えますが、ルートと入場時間が決められているので、午前中のサーキット2は数カ月前には完売しています。遺跡への入場券はペルーの文化省で購入できますが、英語設定にすると何故か決済ができないという声を聞きます。私もそうでした…少々手数料がかかりますが政府公認の代理店も個人的にはおすすめです。入場券を買う際にはパスポートが必要で、発券されたチケットにはパスポート番号が記載されていました。

2024年度からの新ルート、どれを選べばよいか?
はじめに、いきなり頭が混乱しそうですが、いづれのサーキットも1B、2B、3Bと番号の後にBが付くのがコースのデフォルトと覚えると分かりやすいです。(正確には2Aがデフォルトですが後で詳しく説明します)私はサーキット2Bと3Bのチケットを購入しました。デフォルトの3つのルート、1B 、2B 、3Bとも難易度はそれ程ハードではありません。サーキット3Bはシニア向けの平坦なコースとされていますが、手すりがなく石段を下りる一部不安定な場所もあったし、私のように神殿を全部見たいというなら、3Bは逃せません。膝や腰に問題がなければ、高い位置にある物見小屋まで一気に上がる1Bも大丈夫。従来の見学コースに沿ったサーキット2Bも運動不足の私でも全然大丈夫でした。正直、オリャンタイタンボ遺跡の石段を上るほうがしんどかったし、下りるのも、より段差があって怖かったです。
登山経験があるチャレンジャー向けにもう少し説明すると、
- サーキット1パノラミック Circuit 1 Panoramic 雑誌やネットでお馴染みの典型的なマチュピチュをバックにした自撮りの構図はこのルートから。デフォルト以外のルートはシーズン中(乾季)のみ購入できる登山者向きルート。サーキット1Aはマチュピチュ山へ、1Cはインティプンク・ゲート(太陽の門)への入山も含まれていますが、こちらは険しい箇所があります。注意しないといけないのが、通年で買える1Bのサーキットはマチュピチュの街の内側には入れないこと。ここまで来て街の壁の外側しか歩けなかったら、ショックですよね。
- サーキット2クラッシックCircuit 2 Classic マチュピチュ遺跡内の大部分を網羅するのがこれ。2Aがわずかに高台へ登るだけで、登ったあとにオフィシャル地図にiの印がある場所に降りて説明を受けるため2Aと2Bの差はほとんどないと言っていいと思います。バランス良く全体を廻る人気があるサーキットなので、早く売り切れてしまいます。早めに予約を。
- サーキット3マチュピチュ・ロイヤリティCircuit 3 Machu Picchu Royalty 3Bはサーキット名前の通り、皇帝の住居や神殿を通るこのルートはシニア向けと書きましたが、デフォルト以外のルートは登山者向けのコースです。サーキット3を通った後3Aはワイナピチュ山へ、3Cはグレートキャバーン(月の神殿)(乾季のみ)3Dはフチュイピチュ山(乾季のみ)へと続きます。B以外のルートは一日の入山の人数が少ないのであっという間に売り切れます。
デフォルトのサーキットの制限時間は2時間半。3Cなど他の山への入山があるコースの制限時間は長くとってあるのでご安心を。実際に2時間半もかからないので急がずに廻ることが出来ます。サーキット内は一方通行で逆行は禁止です。これ、結構注意されている人がいました。
地図を見比べても細かい部分が分かりにくいのですが、実は3つのサーキットを全部行かない限り、マチュピチュの全部を見ることは出来ません。入場料金は2025年現在152ソル。3つのサーキットを廻ったら2万円を越えます。なので、よくサーキットを吟味して購入してください。私の場合は、誕生日にサーキット2を買って安心していましたが、購入したサーキットではコンドルの神殿の近くにさえ通らないというのを数週間後に知り、急遽サーキット3Bも購入しました。たまたま、マチュピチュ村に2泊する予定だったので1日1サーキットでしたが同日内で2サーキットを廻っても体力的にシニアでも全然問題無いと思います。
また、意外と思われるかもしれませんが、マチュピチュの標高はクスコよりも1000m低く、インカ時代は皇帝が冬季にクスコから寒さを逃れるためにマチュピチュに滞在したとも言われています。なので高山病の心配はほとんどないと思います。
もし、事前にチケットを購入しないままペルーまで来てしまった場合、マチュピチュ村(アグアスカリエンテス)の文化省のオフィスで購入することが出来ます。しかし、今日行って買えるのは翌日の入場券。それも1日1000枚のみ。オフシーズンに当たる10月中旬から3月ならば当日でも買えるようですが、チケットを事前購入していない場合は最低でもマチュピチュ村に一泊する必要があります。
マチュピチュへの行きかた
ここでは数日間をかけてキャンプしながらインカ道を踏破する選択はシニア目線ではないので割愛します。
マチュピチュへの最も一般的な移動手段は、列車の旅。オリャンタイタンボ駅からマチュピチュ村駅までを結ぶ道路がないので、この間は必然的に列車になります。鉄道会社はペルーレイルとインカレイルが運行していて両社ともにほぼ同様のサービスを提供しています。クスコからマチュピチュ村までの列車の便は少なく、多くはクスコからオリャンタイタンボ駅間をバスで移動しオリャンタイタンボ駅からマチュピチュ村駅までが列車のバイモーダル・サービスBimodal service。本数的には始発がオリャンタイタンボ駅の便が圧倒的に多いです。
列車で移動する上で注意する点は持ち込み荷物に制限があること。大きさとしては航空会社の機内持ち込みサイズしか持ち込めず、チェックインサイズのスーツケースは✕。私は機内持ち込みだけで旅をしていたので、ここでのサイズも考慮してバックパックを選びました。サイズよりも大きい荷物はオリャンタイタンボ駅で預けることが出来ますが、あくまでも自己責任。また、クスコのホテルは大抵の場合は荷物置き場があって預けることができるので、事前に問い合わせすると良いと思います。私はペルーレイル、インカレイル共に体験したかったので往復で異なる会社を使いましたが、ペルーレイルでは往復で購入すると1割引きになります。(2025年現在)また、時間帯やクラスによって値段が違うので詳しくはペルーレイル、インカレイルでチェックしてみてください。
私は、行きがオリャンタイタンボからマチュピチュ村までペルーレイルのビスタドームVistadomeで行きました。お値段は、片道なんと$101(US ドル) でした。1時間半しか乗らずにこの値段は完全に観光客の足元を見た料金設定です。






ビスタドームは上部まで見える観覧窓で、スナック付き。しっかり車内販売もしていましたが車内でのアトラクションがHPにはあるとあったのに、なくてちょっとがっかり。座席が先頭車両の一番前だったので景色は最高でしたが、他の乗客が写真を撮りに次々と来たので、はっきり言ってプライバシーはありませんでした。他の乗客は、一番いい席だね!と言ってくれましたが、それはないと言い切れます。スナックはキヌアのお菓子とコカの飴が入っていました。インカ帝国の遺跡が見える所では案内のアナウンスも入るし、ウルバンバ川を見ながら揺られているとマチュピチュへの期待がマックスになってきました。
帰りはインカレイル。行きで奮発したし帰りはもう既に景色を見ているから一番安いVoyagerヴォイジャーで十分だよね…と、クスコまでを購入しました。$70(US ドル)でした。この時点で距離的にもベーシックな普通席はかなり安く感じます。それでもかなり高いのですが…マチュピチュ村駅に行ったらなんとファーストクラスという上のクラスの車両にアップグレードされていました!乗車したら既にテーブルセッティングまでしてあってテンションが上がりました。まあ、午前中からチーズケーキが出るとは思いもよりませんでしたが、車内でも駅でも生演奏付きだったし、座席は革のふかふかのシート。もちろん追加料金なしだったので私個人の感想としてはインカレイルに軍配を上げます。ちなみにチケットを一応印刷して行きましたが、こちらもインカレイルの方が断然分かりやすく読みやすい表示でした。





コストパフォーマンスとタイムパフォーマンスが両方良い方法をとるなら、聖なる谷巡りのツアーでオリャンタイタンボまで来ること。たくさんの旅行会社が聖なる谷ツアーを催行しています。内容も値段もあまり変わらないかなと思いました。私はクスコには戻らないオリャンタイタンボ解散のツアーに参加しました。高山に慣らすためにここで2泊したのですが、結構ひどい高山病になったので2泊でちょうど良かったと思います。高山病は高度を落とした時点でかなり楽にはなったのですが、やっぱりオリャンタイタンボ遺跡の上部まで登るのはしんどかったので、体を慣らすことを最優先して日程を組むことをお勧めします。私は、マチュピチュ村でも2泊したのですが、そこは一泊でも良かったかなと思います。
マチュピチュ村からマチュピチュ遺跡入口までのバス
乗り場は駅を出て川を渡ったところにあります。チケットオフィスもこの道路上にありますが、チケットを買う為に並ぶ事を考えると事前に購入したほうが良いです。運賃は片道25USドル。時期にもよりますがシーズン中は乗車までに1時間以上並ぶ事があります。
バス停には、それぞれ入場時間毎の標識が出ているので、それに合わせて並びます。並んでいると係員がバスのチケットのチェックに回ってきます。その時に、パスポートとマチュピチュ遺跡のチケットを持っていないとバスには乗せてもらえません。
バスに30分程乗ると、マチュピチュ遺跡入り口に到着です。クスコから結構往復にお金がかかるんだなあという印象ではありますが、マチュピチュへは一生に一度しか行かない人がほとんどだと思うので、行けたことの方を感謝しようと思います。
ちなみにマチュピチュ村から徒歩でも行けます。バス道を渡るというか、ジグザグに上るバス道をほぼ直線に登るような登山道があります。3kmだそうですが、この後マチュピチュでも少し登るので体力と相談でチャレンジしてください。行きはバス、帰りは徒歩でももちろん良いのですが、それに似たことを昔スノードン山(ウェールズで最も高い山、今はウェールズ語名でエンリと呼びます。)をして、下りだけというのはかえって足に負担がかかるのだと実感したので、今回は往復バスです。
「ペルー 4 マチュピチュ編 ① ルートと行きかた Machu Picchu, Peru -New circuits and ways to travel」への2件のフィードバック