ペルーとボリビアの間にあるチチカカ湖。ウロス島とタキーレ島はペルー側にあります。

それぞれの島を巡るツアーがチチカカ湖畔の街プーノから出ていますが、今回は時短を最優先に考えて、クスコから夜行バスのツアーに参加しました。列車でもバスでもクスコから最低片道7時間ほどかかります。夜行バスでの移動とは言えバスは清潔。ホテル送迎と朝昼食付きでプーノでの自由時間もありと、無駄がないツアーでした。とはいうものの、申し込み画面の隅に高所なのでクスコで最低2日は身体を慣らしてくださいと小さく注意書きがあったので、無理は禁物です。私は聖なる谷巡りツアーで高山病だったので、マチュピチュを下りてから、再びダイアモックスの量を上げました。




チチカカ湖はインカ神話ではインカの発祥の地。初代皇帝マンコ・カパックの妻で地母神、豊穣の神のママ・オクリョはチチカカ湖から生まれたという。
そんな神が生まれた場所、ここはスピリチュアルな事が好きな人には知る人ぞ知る地球のパワースポットの一つ。
パチャママこと大地の女神、生命のエネルギーが溢れるところだから、エネルギーを感じ取りながら島を散策すると良いよ、とガイドさんに教えられてゆっくり観光しました。
葦でできた浮島ウロス Uros



ウロスはトトラという葦で作られた浮島がいくつも集まっている場所です。
いや、正確にはトトラの地下茎を切り取って沈めたものが土台となっているので完全に浮いているわけではないのですが、上にトトラを敷き詰めてあるだけなので、敷いてある部分が薄いところを歩くと、少し足がズボッときます。
トトラを束ねて船を作り交通の手段とし、また茎は食用になるそうで、デモンストレーションで皮を剥いでポリポリ食べていました。が、私は食べていないので残念ながら食レポはできません。

ウロスに浮かぶ一つの浮島には5家族程が住み、島を休ませる為に小さな島は基本的に2週間交代で観光客を受け入れるとか。確か、敷いたトトラが腐らず使えるのが3カ月と言っていたような。記憶がちょっとあいまいでごめんなさい。ウロスに小学校はありますが高校生になるとプーノまで通うとか。ペルーは高校終了までが義務教育です。
交代で観光客が寄る島が変わる事で、それぞれの浮島に住む家族が現金収入を得ると言っていました。
それぞれの島に建つ葦の小屋は、少し高床式になっていました。
この後、トトラで作られた船でウロスの他の浮島にも寄りました。最初の浮島にはトイレがなく、次の島にはトイレとコーヒースタンドがあったので、ウロスの浮島にも色々あるんだなって思いました。トイレ自体が一つの小さな浮島になっていて、良い意味でバランスを鍛えるにはいいんじゃないかと思いました。
男子が機をおるタキーレ島 Taquile
ウロスからさらに船で一時間半ほど湖を行ったところにあるタキーレ島の方は、ちゃんとした島で学校もあります。ガイドさん曰く、20分ほど登り坂で、その後で広場に出ます、と。軽く登り坂と言われましたが、半端なくしんどい。湖の水面の標高が3812m、島の上は4000mあるからね、と言われ、納得。水面で既に富士山の頂上を越えた高さです。
広場まで、約40分程かかりました。空気が薄いので30秒登ったら息を整えるという感じです。広場に着いたら民族衣装をまとった地元の人たちの踊りでお迎え。ここの織物はユネスコの無形文化遺産で織物を作るのは男性の仕事だそうです。





石の門には枯れかかってはいましたが、花が飾られていました。
インティライミはとっくに過ぎたのですが、地元でお祭りがあったようです。
この後で、やっと昼食!鱒のグリルはシンプルに美味しかった。それよりもキヌアのパンがとても美味しくて、ツアーの人たちとどうやって作るんだろうという話題で盛り上がりました。
チチカカ湖の島めぐりの後、フリーだったのでプーノ市内を観光しました。プーノ聖堂近くのコカと衣装の博物館に寄りました。日本が大好きだと熱く話してくれた受付の女性に衣装を着てみませんかと誘われ、旅の恥はかき捨てというか馬子にも衣装というか、真っピンクの民族衣装を着てみました。後で写真を見た友人には似合うと言われましたが、おそらく体系が似ているから似合うのだと思います。下の階はコカの博物館で撮影禁止でした。コカ・コーラが最初コカを使っていたのは知っていましたが、ドイツ人がコカを赤ワインで抽出して飲んでいたものにペンバートン博士がヒントを得て薬用酒として発売したのが最初だとか。その後、禁酒法のためにワインが使えず、同様の色を出すためにキャラメルを使い、そのために甘い飲料品になったのが現在のコカ・コーラ。赤ワインにスパイスを入れて飲むのはドイツならずも欧州ではよくあるクリスマスの飲み物なので、コカの葉やコーラの実を少量入れるのは容易に想像がつきます。味もグリューワインみたいな感じだったのかもしれません。コカ茶は飲みやすいですが、コカの葉を普通に噛むのは渋みが強いので好みがわかれるところだと思います。コカの葉は広く使われていますが、ペルー国外持ち出し禁止なのでご注意を。持っていなくてもパリの検査に引っかかりました。
🐆追記 最新のDNA調査ではインカの発祥の地はチチカカ湖ではない事が知られています。インカ帝国以前にあったその地方の神話を取り込んだからそうなったという説が主流です。