【トルコ】 イスタンブール 2  Istanbul, Türkiye 2

イスタンブール最終日の三日目。チェックアウト後もホテルで荷物を預かってもらい、トプカプ宮殿へ歩いて行きました。

  1. トプカプ宮殿(Topkapı Sarayı)
  2. トプカプ宮殿のたからもの
  3. いよいよハーレムへ

トプカプ宮殿(Topkapı Sarayı)

トプカプ宮殿(Topkapı Sarayı)はイスタンブールの旧市街の半島の突端にあり、延長5kmの城壁に囲まれています。前日、バシリカ・シスタンの入り口が長蛇の列、トプカプ宮殿のチケット売り場も少し並んでいたので並ぶ覚悟で来たのですが、全く並びませんでした。

トプカプ宮殿はオスマン帝国の統治者スルタンの公式の住居である他に、政府でもありました。当初、旧宮殿に残されていたハーレムも後にこの宮殿に移されました。

宮殿入口に立っていた衛兵があまりに直立不動だったので、てっきり人形かと思ったら、本物でした。

スルタンとその家族の衣装が展示されていたのですが、保存状態が極めて良いと思ったのが紀元1600年に作られたシルクガウン。謁見の際に着たそうですが、同時代に当たるのが日本なら関ヶ原の戦いでイギリスならヘンリー8世の時代! 鎧や甲冑ならまだしも絹製品とかここまで保存状態が良いものは見たことがないかも。

宮殿内にはいくつもの建物や離れもあります。

トプカプ宮殿のたからもの

さて、第三の庭の中にあるのがこちら宝物殿。貴石を散りばめた、でも座り心地は疑問な玉座や装飾が施された剣などが収められた部屋も圧巻ですが、それ以上に驚いたのが聖遺物殿でした。文字通りイスラム教に関する聖遺物の他にも宝物が数多く収められています。

ただ、さすがにうーんと唸ってしまいそうな物もたくさんありました。例えば、モーゼの杖。出エジプト記の、あのモーゼの杖です。これまた旧約聖書に出てくるアブラハムが持っていた壺とか。こうなると、創始者ムハンマドの足跡や聖戦の時に着たというマントを見ても、モーゼの時代と比べたら後世だもん、たくさん残っていて当然だよねって思えてくるから不思議です。

これらの聖遺物がどうやってここまで辿り着いたのか不思議ではありますが、昔からコンスタンティノープルは聖遺物の一大貯蔵庫だったのです。というのもローマ皇帝コンスタンティヌスの妃ヘレナが元祖レリックハンターで、聖遺物を収集するのが趣味だったのだとか。この時代のコンスタンティノープルは、世界史でも習った通りキリスト教でしたから、収集したものも当然キリスト教にまつわるものでした。ちなみに、ここから一旦ミラノに贈られ、後の戦いで敗れたミラノから戦利品としてケルンに持ち込まれたのが、現在ケルン大聖堂にある東方三賢者の聖遺物。ここからブリュージュにも贈られたものがあります。それも確かに見た覚えが…ちょっと衝撃的だったので、コーヒータイムします。昔、全く違う国で見たものがこんな場所でつながっていたと思うと、背中に電流が走ったような感じを覚えました。旅行の楽しみってこういう発見があるから止められません。

いよいよハーレムへ

ハーレムというとどことなく美しい女性揃いで妖しい感がありますが、後宮です。日本でも後宮や大奥とかあったので華やかというよりも、もっとドロドロした世界だと想像がつきます。

意外だったのが、バスルームというか清める場所が妙に多いこと。確かに宗教上の理由で身体を洗い清める回数も多いですけど、それにしてもバスルーム多くないですか?

ハーレムの最も奥に当たるところがこちら。アラビアンナイトの世界です。このタイルの色がいかにもイスラムの世界…と思いましたが、どことなく懐かしい色は、イスラムを越えたシルクロードそのものです。

結構じっくり時間をかけて廻ったらゆうに6時間かかりました。一般のガイドツアーだと、ここでの所要時間は2時間。ガイドブックには全部廻るには4時間は必要とありましたが、もうここは別格に1日かけて良いんじゃないかと思います。

さて、帰る前に一度ちゃんとバクラヴァ食べて置かないと、ということで来ました。移動の間に茹でトウモロコシを食べてしまったのでお腹は空いていなかったのですが、クルミとピスタチオの両方を味わってみたいじゃないですか。

ターキッシュディライトもバクラヴァも20代半ばまで苦手でした。甘ったるいものって歳をとると食べられるようになるのかな。

バクラヴァで午後のお茶の後は荷物を引き取って空港へ。

イスタンブールはとても魅惑的な所でした。次回トルコ訪れる時は他の街にも足をのばしてみようと思いました。カッパドキアはバケットリストの一つなのですが…行けるといいなあ。


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