~前回のおさらい~ブリンディシからバーリにICでやってきたものの、アルベロベッロ行きのバスに乗り損ね、搭乗拒否に遭いながらもなんとか当初予約していた時間より4時間後のバスに乗れる事ができたというところまで。
いよいよ世界遺産のアルベロベッロへと出発です。



私が予約したFSEバス(Ferrovie del Sud Est) はTrip.comでは販売しておらずTranitariaで購入しましたが、当日バーリのバスターミナル内のカウンターでチケットの購入が可能です。
内陸の丘陵地帯を走り、50分程すると周囲にぽつぽつととんがり屋根の家が見えてきました。実は、とんがり屋根はアルベロベッロだけではなく、周辺の地域にも見られるのですが、見え始めるとさすがに胸が高揚します。
バスは約一時間ほどでアルベロベッロ駅前に到着。駅があるという事は当然鉄道が通っているのですが一体どこからの線なのか?未だに謎です。
駅前の道を上っていくと、街の中心へ出てそのまま歩いていくと1,500以上のトゥルッリが並ぶ光景が一望できる場所に出ました。
世界遺産の「アイア・ピッコラ地区」や「リオーネ・モンティ地区」を歩き、ぐるっと廻ってもそれ程時間はかかりませんでした。まさにファンタジーの世界。
地図がなくても保存地区の地形がすり鉢状になっている事さえ覚えておけば、中心部がすり鉢の底の部分で広場になっているため袋小路は多いものの迷うことなく簡単にまわれます。また、この場所には保存地区の地図と公衆トイレがありました。





この独特なトゥルッリの家が建てられるようになった理由は、その昔屋根のある建物に税を課すという決まりに対し、監査が入る前に屋根を取り外し税を逃れる様にと工夫したからだそうです。
伝統的な工法で建てられたトゥルッリには屋根を支える柱はなく、接着剤のモルタルも使わずバランス良く積み重ねてあるだけ。内側から天井を見上げると内部からも円錐形になっているのがわかります。
屋根に描かれた印にはそれぞれ意味があって家を守るまじないのようなものからキリスト教に関したものなどがありました。



保存地区のトゥルッリはお土産やさんや小さなレストラン、宿泊施設が多かったかな。
地区内の教会も周囲に溶け込んだトゥルッリの屋根でした。でも、屋根を取り外す必要はないはず?






ここで一旦、保存地区を離れて今晩泊まる宿のチェックインに行きました。

せっかくアルベロベッロに行くならやっぱりトゥルッリに泊まりたい…あるにはあるのですが結構高い、と言うか私のいつもの予算からは大きくオーバーしてしまうのですが、聖堂近くに格安のトゥルッリの宿を見つけることができました。
二棟のうち好きな方を選んで良いよと案内されたのが、私には勿体なさすぎる6人用の広いトゥルッリと小さな庭付きの4人用のトゥルッリ。
さすがに一人なので小さい方を選びました。中は部屋というか全てが円形になっていて壁がかなり厚かったです。この厚い壁のためにwifiはおろか普通に電波が入ってこないことに後で気づきましたが、たまにはスマホが使えずTVもないスローリビングも自分には必要なんじゃないかと思うことがあるので、これはこれでプラスに捉えることにします。
部屋の隅にちらっとはしごが見えると思いますが、この上は寝室になっていてダブルベッドがあり、屋根に小さな明かり取りがありました。このはしごが結構な急勾配で手すりも無く、夜中に寝ぼけて踏み外したら大怪我しそうだったので、下に寝ることに決定。




元々トゥルッリの一階の部分は家畜を飼育するスペースで、人は上階に住んでいたそうです。で、当時室内にバスルームはなかったから…世界遺産地区内のトゥルッリは基本増築出来なくて、ここのシャワーが狭くてゴメンね、と説明されました。
確か、ここからあまり遠くないマテーラも元々は家の一部が家畜の飼育場所になっていましたよね。
さて、チェックインも済み、お腹も空いてきたの再び外に出ました。



昼間、あれほど観光客で賑わっていたのに、夜は人よりも猫のほうが多かったです。


夕飯、地元の耳たぶ型のパスタでも良いかなと思ったのですが、なんとなく気分はパスタではなかったので、サンドイッチ。バーガーではないんですよ。プーリア州のスペシャルは、タコ。ペスト(ジェノベーゼと言うべきか?)と特産のチーズ。それとアランチーニにお約束のペローニ。ボリューム満点で食べきれず、半分持ち帰りにしてもらい戻ってきました。



トゥルッリに戻ってきた後は、ウェルカムドリンクのプーリア産の白ワインを飲みながらマルタの観光や交通手段等の再確認。
もうちょっと朝はゆっくりしたい方なのですが、午後の飛行機に乗り損ねる訳には行かないし、何と言っても午前中のバスの本数が少ないので早めにバーリに戻ろうと思います。

