長年の夢が実現した後って、しばらくするとちょっとした喪失感に陥りませんか?
私、マチュピチュの後がそうでした。なにか物足りないというか何というか。
次の長距離旅はどこがいいかな…そればかり考えるようになったら、もう行くしかありません。中央アジアの[スタン]の付く国巡りとか素敵そう。大雑把な表現ですが、これ、英国のツアー会社がよく使う表現です。
というわけで、思いつきでウズベキスタンに行って来ました。
年休を消化するために、元々休みは取ってあったのですが、航空券をとったのは出発のちょうど一か月前。マンチェスターからでもウズベキスタンへの直行便があるようですが、結局、移動しやすく乗り換え時間が短いトルコ航空にしました。他にもカタール航空とかあったのですが選ばなくて良かった…というのもチケットを購入して間もなくアメリカとイスラエルがイランに対して攻撃を開始したのでドーハ空港は閉鎖。今、これを書いている時点でも、ドーハもドバイも空港が一部オープンしているだけのまだ不安定な状態です。そういう点では運が良かったかもしれません。
今回の旅行はチュニジア旅行とほぼ同時進行で計画をはじめたのと、予備知識が全くない状態からのスタートだったので完全にリサーチ不足。当初は日数的にタシュケントとサマルカンドだけでいいかなと思ったのですが、ブハラにも行けそうなので、鉄道の切符が予約できそうならば行くことにして計画を立てました。この辺りは普通の旅行計画の立て方とはかなり違うかもしれません。
さて、飛行機は午後発だったので、マンチェスターからメトロリンクで空港まで行きました。駐車代を浮かせてます。
初めてのトルコ航空
トルコ航空は今回初めて。イスタンブールでの深夜乗り換えだったのですが、しっかり食事が出たので嬉しかったです。イージージェットでイスタンブールに行った時は、当然だけど食事なし。貧乏旅に慣れ過ぎている自分を再確認しました。





食事はミートボールかパスタかと聞かれて出されたのがこのハンバーグ。ミートボールではありませんよね。ぱっと見はイマイチですが、トルコ航空の機内食はエールフランスやBAよりも美味しい。断言できます。
前回のチュニジアに続き今回もラマダン中。イスタンブール空港はラマダン・ビレッジなるものが設置されていました。深夜12時を回っているのにこの活気、というよりも日没後なのでみんな食べられることもありはじけてます。ゴディバ・カフェとかものすごく興味がありましたが…乗り換え時間に余裕がないので搭乗ゲートへ急ぎました。
イスタンブールからタシュケント間もしっかり機内食が出ました。朝到着便だったので、しっかりめの朝ごはんでした。
クセのあるタシュケント空港
普段は到着後、ターミナルを出るまではサバイバルモードというか戦闘態勢に入るので画像とか撮る余裕がありません。
タシュケントの入国管理官は日本のパスポートをちらっと見ただけで、何も質問なくスタンプ。頭の中でいろいろ聞かれそうな質問を想像していたのでホッとしたのも束の間…
まずは両替しようと入管を通ってすぐ右側にある両替所に行ったら、係の若い女性が窓口のカウンターにうつ伏せて寝ている。バリア越しにノックして起こして、両替してと行ったら、「営業時間外だから向こうでやって」とひと言、え、カウンターの中にいるじゃん、窓口で前向いて座ってるじゃん(うつ伏せて寝てるけど) 結局、もう一人窓口担当の人が来て、両替してくれたけれど、どうも最先から変な人に当たってしまい、ウズベキスタンの第一印象が良くないままスタートを切ってしまいました。
Yandex goの為に現地でSIM購入
ウズベキスタンの現金も手に入れたので次にしたのがSIMカードの購入。これは全く予定外というか、eSimは買って既にダウンロードしてあったので本来なら必要ないはずでした。
前日、家を出る前に入れたタクシーの配車アプリyandex go、何度やっても認証のSMSメッセージが届かず設定が完了できないという不具合に悩まされました。ウズベキスタンに着いて、再度設定を試みたのですがやはりeSimだからか認証のメッセージ届かず。他の配車アプリはイギリスからでもSMSが届いて設定完了できたし、Googleのアカウントでも認証できず本当に謎。
現地SIMしか解決策はないのは薄々分かっていたので、到着後、最も安い8ドル(USD)のSIMを購入しました。
購入時に、家でyandex goの認証と初期設定を試みたができなかった、と言ったら、アプリ設定完了まで全てやってくれた後、配車の画面にして「これでもう呼べるからね」と言って手渡してくれました。
何と楽なことか! 感謝です。
eSimは出発前にダウンロードをしておかないといけないので、購入するか非常に迷うところですが、後で思えば、私が購入したeSimの方は金額的に現地の物理SIMの倍だったのに使い勝手がイマイチ。
なかなか設定が完了できないというストレスと時間のロス、そして金額を考えたら、ウズベキスタンでは現地のSIMカード一択で良かったと思います。
空港の到着ゲートの外側にはタクシーの客引きが沢山いました。それも事前に知っていたことではありますが、到着後の両替とSIMの一件で、かなりイライラしていたので、タクシーの客引きが一層しつこく、鬱陶しく感じました。なので早速Yandexアプリを使ってタクシーを呼び、市内へ。
空港の建物を出ると曇っていたせいもありますが、どんよりした感じが天気のせいだけではなさそう。目がかゆくなってきたので、結構空気が悪いのだと気づきました。
今日の予定は、なし。今晩タシュケントには宿泊せずにサマラカンドへと移動するので、土地勘を掴むために軽く1日市内をぶらぶらする程度です。そのためにタシュケント中央駅をチェック。予報では雨だったので、そこから地下鉄で市内を廻ることにしました。

地下鉄入口はこれといった印象はなく、イギリスの地方都市に似た感じでしたが、プラットフォームに降りると空間の広さと装飾の美しさに圧倒されました。それも、それぞれの駅で異なる装飾で本当に見ているだけでも楽しかったです。









タシュケント・メトロ構内は軍事的な施設として有事にシェルターとしても利用するように作られたこともあり、2018年の6月までは構内の撮影が禁止されていました。解禁されたことで一層ウズベキスタン人気が高まってきているのではないでしょうか。
初日の予定は全く考えていなかったので、地図で見て、単に大きそうという理由で選んだミノール・モスクへ行くことにしました。白い大理石が使われた新しいモスクだそうで、ブルーとのコントラストが映えます。





隣の会館も含めて入場できず、外側からのみの拝観でした。
さすがにお腹が空いて来たので、チョルス・バザールの方へ移動して昼食を食べるために再び地下鉄に乗りました。
チョルス・バザール
地下鉄のチョルス駅を出た途端にいろいろな店が連なっていました。駅に近い方には服や工芸品、土産を売る露店が並び、野菜や果物、ナッツはバザールの外側。青いドーム内には肉やチーズ、そして漬物(見た目がキムチとかピクルス)などの店が入り、屋内でもパンのエリアには焼き窯もあり、他には菓子のエリアもありました。が、値段はあってないようなもの。観光客だと確実に高めに言ってきます。



バザール併設された店で食べたウズベキスタン旅行最初の料理は、やはり国民食のピラフ。ピラフはそれぞれの地方で違うそうで、このピラフに入っている一見ピーマンに見えるものはなんと筍。こういう食べ方もあるのかと目から鱗でした。それとハーブの入ったヨーグルトはピラフと一緒に食べるとか。食文化が似ているようで違うなと実感。
お昼を食べた後は、アミール・ティムール広場へ。近くにあるホテルを始め旧ソ連時代の雰囲気が色濃く残っている感じがしました。それは決して悪い意味ではなく、ノスタルジックな感じです。
ブルーの帽子を訪仏させるアミール・ティムール博物館は残念な事に改装の為閉館中でした。



周辺も歩いてみましたが、これといった見どころがなかったのと、それまで小雨が降ったり止んだりだったのが結構本格的に降り出したのでまたまた地下へ逃げ込みました。






ここの駅はシャンデリアと天井レリーフが美しかったです。座ってしばらくぼーっと眺めるも良し、路線の端から端まで乗って時間を潰すのも良し…そう、都市なので見どころをほとんど回ってしまった感があります。最終日がここで一日フリーなので博物館にでも寄ろうと思います。でもあくまでも予定は未定です。
高速鉄道でサマルカンドへ
思っていた以上にこれといった見どころがなかったので、早めに中央駅に戻って来ました。タシュケントは正直メトロの駅の美しさ以外は特にないというか、私が過度に期待していたのかもしれませんが、がっかり候補の街でした。
旅行を決めたのが1ヶ月前で、その時点で朝晩の移動に丁度良い時間帯の列車は既に完売。それで夜遅い列車にしたのですが、こんなに時間を持て余すのなら、思い切って午後早い列車の方が良かったと後悔しました。
午後はマーケットで買った惣菜パンとかも食べながら移動していたので夜になっても空腹と言うよりも小腹が空いた程度。なのでここでもパンを買って乗車しました。
サマルカンド行きの電車は新幹線ではなくてシャリク号shariq。
いかにも大陸の列車という感じの6人がけのコンパートメントで、それぞれのコンパートメントにはドアが付いていました。発車してまもなく乗務員さんからお茶の無料サービスがありました。何気に嬉しかったです。





サマルカンドに期待したいと思います。