【チェコ】弾丸で行く二度目のプラハ

ウィーンに行く安い航空券を見つけたものの帰りの便が無い…地方空港ではよくある悩みですが、そういう時は近くの空港もオプションとして探すと結構見つかるものです。

今回の旅もそうで、帰りはプラハから。

ウィーン中央駅05時10分発プラハ行きの列車はチェコ国鉄の車両でした。

それもヨーロッパ大陸では2階建てが多いので、かえって新鮮に見えるシングルデッキ。

『大陸では』としたのはイギリスに2階建ての電車が無いから。ありそうなので意外に思う人もいるかもしれません。インフラが整っていないので導入できなかったのだとか。いや、インフラが古いと言うべきかな。まあ、どちらでも良いのですが。

チケットはオーストラリア国鉄ÖBBで直接購入しました。時間帯にも寄りますが、早めに予約するとかなりお得な割引きがあります。

昨日のうちに車内で食べる朝ごはんのパンを予め買って乗車しました。

プラハ駅には15分ほど遅れて到着。

それにしても、駅構内が昔からこんなに広かったっけ?

駅のロッカーが最新式で使いやすかったです。バックパックをロッカーに入れたのでほぼ手ぶらで街へ出ました。

実はプラハは20年程前に息子を巻き添えにしながら観光しているので、今回は弾丸でちょっと見て廻るくらいです。

トラムの後ろに見えるのは、ヘンリク塔。(Jindřišská věž)ゴシック様式の鐘楼で、1階部分に時計がついています。

アートヌーボーの装飾が美しい建物は市民会館(Obecní dům)この部分ではありませんが、ミュシャ(ムハ)も中の装飾を手掛けています。

このまま、アートヌーボーの建物をもうひとつ。

壁面に人物の絵画(フレスコ画/モザイク画)が飾られた建物は、旧市街広場の一角にあるミニタ館(Dům U Minuty / ウ・ミヌティ)

15世紀に建てられたゴシック様式の建物で、ルネサンス期に施された黒と白のスグラフィート技法による壁画が特徴的。かつて小説家のフランツ・カフカが幼少期に家族と住んでいた家としても知られています。

天文時計の方へ歩いていると、素敵なカフェを発見。バラのケーキを注文したら食べるのがもったいない位ゴージャスなケーキが出て来ました。中はダークチョコレートのムースと白いのはエッグノッグです。

テラス席だったのですが、カフェの内装が全てキュビズム。いや、それだけじゃなくて建物そのものがキュビスムなので、調べたらここは

黒い聖母(ブラックマドンナ)の家(Dům U Černé Matky Boží)世界でもチェコにしか存在しない超レアな建築様式「チェコ・キュビズム」を代表する建物なのだそう。

ここグランド・カフェ・オリエント(Grand Café Orient)は世界唯一のキュビズム様式のカフェで、内装から照明、家具まで全てキュビズムデザインで統一されています。なるほど!

この建物は、建築家ヨゼフ・ゴチャール(Josef Gočár)によって1912年にデパートとして建てられました。幾何学的なカッティングや直線的なデザインが外観や内装の至るところに散りばめられています。

カフェのスタッフに、キュビスムに興味があるなら上は博物館になってるから、寄って見ていくといいよ、と勧められて上階の博物館も寄ってみました。

確かにキュビスム博物館も良かったですが螺旋階段など、この建物と内装そのものがキュビスムを極めていると思いました。

旧市庁舎

1338年建造されたゴシック様式の建物。毎日12時に12使徒が現れる天文時計。

天文時計にまつわる伝説と言えば、15世紀末の時計職人ミクラーシュ(時計師ハヌシュ)の失明伝説。なのですが、昔聞いた逸話(機械仕掛けが真似できないようにと設計者を殺してしまった)とはちょっと違ったような。

塔の内部にも入れるので、登ってみました。

カレル橋

1402年に造られたプラハ最古の石橋下にヴルダヴァ川が流れています。

確か、この中の像のひとつに触るとなんとか…いうのがあったはず

…とうろ覚えのままに橋を渡っていると聖ヤン・ネポムツキー像を発見。

台座の一部が触られてピカピカになっているので直ぐに分かります。ここを触りながら願い事をすると「願いが叶う」、あるいは「再びプラハに戻ってくることができる」と言われています。

橋は渡ったものの丁度お昼時だったので、ランチタイム。暑かったのでチェコビール。グラーシュはひたひたになったパンの内側を削るように食べたのですが、パンを完食するのは無理でした。

ここからはかなり中央駅まで距離があったのと空港に行く時間が来ていたので、トラムと地下鉄を乗り継いで中央駅へ。荷物を取り出して空港へ。

前日にまわったウィーンの世紀末建築に続いてのミニ建築物探訪の旅でした。

そうそう、今回は滞在時間が短かったからトルデルニーク(煙突ケーキ)まで食べる余裕がなかったのがちょっと心残りです…


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