【スペイン】情熱的なマドリード シニアスピードの24時間

いつものようにスカイスキャナーを見ていたら、リバプール発マドリード往復37ポンドというバーゲンを発見。

これは買うしかない!

というわけで初めてのマドリード。

さすがに、南イタリアとマルタの2か国旅行から5日しか挟んでおらず、もちろんその間は仕事だし、そちらの計画の方に時間を取られていたので、とりあえず宿とプラド美術館だけ取っておけばいいか…程度のゆる日程です。

一泊とはいえ、マドリード到着が深夜なので正味24時間の旅。リバプール空港まで車で行き、your parking spaceで見つけた場所に駐車しました。

リバプール空港はジョン・レノンの名がついているだけあってビートルズの写真とメンバーの言葉があちこちに掲げられています。

そして小規模空港あるあるで、ゲートからはアスファルトの上を歩いての搭乗です。

いつものライアンエアーなのでフライトの様子とかは飛ばしますが、マドリード・バラハス国際空港到着が深夜ちょっと前。地図を見たら、空港から徒歩でホステルまで行けそうなので歩いて行きました。

そう、今回はバラハスのホステル。正直寝ると言うよりは、朝まで安全に一休み出来れば良いだけなのでホステルで十分です。

少々遠回りしてしまったようで深夜をまわったところでチェックイン。朝一番にはチェックアウト。バラハス駅近くのカフェで朝食をとり、駅でマドリード24時間チケットを購入して市内へと向かいました。

カフェではハムとチーズのクロワッサンを注文したら、パニーニプレスでぺったんこに焼かれてでてきました。ちょっと予想外ではありましたが、パリパリで美味しかったです。

さて、この観光客用の一日券の料金は€8.40(約1,316円、2026年現在)、この他にもチャージをする回数券がありますが券の発行代にプラスしての回数券なのと、空港へは別途料金を払う煩雑さを考えたら、一日券が断然に楽でお得。これらのチケットでなくてもデビット/クレジットカードでのタッチ決済が自動改札でできるのですが、こちらは一日使用上限があったのかのかな。例えば、マンチェスターのメトロリンクなどは一日に数回乗ると、一日券の額以上には料金が引かれないようになっているですが、ここではどうなのかはちょっと調べていません。

マドリード王宮 (Palacio Real de Madrid)

ヨーロッパ最大級の規模を誇る宮殿。豪華なシャンデリアやタペストリーが並ぶ内部の見学は約1時間半が目安とか。

私は当日の朝の段階で、まだ王宮に行くかゲルニカを観るか迷うほどだったので、事前購入はしていませんでした。なので入り口で並ぶのを覚悟していましたが、列は入場券を買うためというより手荷物検査の為に10分ほど並びました。まあ、ルーブル美術館の保安検査列の長さに比べたら何ともないです。

ここはアメリカからのツアー客が多いなという印象でした。王室は自分の国にはないので興味あるところなのでしょうか。

中は予想以上にキラキラで見応えがありました。現王室の家族の肖像画を見ると、王室が健在な国なのを実感します。

アルムデナ大聖堂 (Catedral de la Almudena)
地図上では王宮のすぐ隣に位置する美しい大聖堂。実際の王宮の見学ルートだと出て正面に見えるので、一瞬王宮の一部かと思ったほど。

王宮エリアを後にして向かったのは

Plaza de la Villa ビリャ広場

旧市街に残る中世の建物に囲まれた小さな広場。観光客がいても、落ち着いた雰囲気のある所でした。

そんな落ち着いた雰囲気の広場から細い路地を歩いて間もなく急に活気に満ち溢れたエリアに出ます。そう、ここはサン・ミゲル市場 (Mercado de San Miguel)
歴史あるガラス張りの屋内市場で生ハムやピンチョス、イカフライ、スイーツなど、市場というより巨大立ち食いバル。

見るだけでも楽しいのですが、やっぱり食べないと。

昼食のシーフードフライと御当地ビール。イギリスに住んでると、海鮮モノに惹かれます。

小腹を満たした後は、マヨール広場 (Plaza Mayor)の方へ。
コの字型の美しい建物に囲まれた広場。記念撮影のフラメンコのついたてがあった位なので本来ならば最も活気があるエリアなのかなと思いました。シエスタの時間だったのかな。閑散としていたのでアーケードのところでウィンドウショッピングを。

この後でトイレに行きたくなったのですが、マドリードには公衆トイレがない!こういう時は、イギリスならばスーパーマーケットやデパート、それかマクドナルド系のファストフード店に駆け込むのですが、この周辺には本当に公衆トイレがなく、思わずGoogleマップで最寄りの公衆トイレを調べたら出てきたのがここ。

サン・フェルナンド王立芸術院 San Fernando Fine Art Royal Academy

閉館30分前だったので、入場料がなんと無料でした。トイレに駆け込むのが目的だったので、全く下調べせず、期待も何もなかったのもありますが、ゴヤのエッチング画の他にもアルチンボルドの作品が展示されていて、この後行ったプラド美術館内は写真撮影が禁止されているだけに、とても得した気分になりました。

方角としてはちょっと戻る感じになってしまいましたが、ふと、あのクマはどこよ?と向かったところが

プエルタ・デル・ソル (Puerta del Sol)
「クマとイチゴノキの像」 El Oso y el Madroñoがあるマドリードの中心地。 スペイン全土へと延びる道路の起点「ゼロキロメートル」のプレートがあるので日本ならば日本橋といったところでしょうか。

このクマのおしり(しっぽの説あり)に触れられたら幸運が訪れるそうで、足元にはビールケースが置かれてみんなそれに乗って記念写真をとっていましたが、まあ、私の身長ではそれに乗っても届かないのは一目瞭然だったので、クマに触れるのは諦めました。残念。

ここから歩いて行こうかなと思ったものの、一日乗車券があるので使わないともったいない…というわけで地下鉄で移動したのが、

プラド美術館 (Museo Nacional del Prado)

言わずと知れた屈指の有名美術館のプラド美術館。チケットはプラド美術館 公式サイトで購入しました。たまたま開館時間が長い日だったので、入場時間を夕方の5時半にして8時の閉館時間まで鑑賞。その後で、美術館前のバス停から空港行きのバスを捕まえるという、今日一日の日程の中で唯一ちゃんとしたスケジュールのある個所でもありました。

1819年開館のプラド美術館は、スペイン王室が収集した絵画コレクションを中心に約8,000点以上を所蔵する世界有数の美術館で、必見はベラスケスのラス・メニーナス 、ゴヤの裸のマハ・着衣のマハ・我が子を食らうサトゥルヌス、エル・グレコの多数の宗教画です。

館内は広大なため、見たい作品を事前に絞り込んでおくことが鑑賞効率を高めるコツ、とガイドにあったものの、絞ったとしても、この建物自体が曲者でした。というのも、これら有名ものが単に散っているだけではなく、例えばゴヤの部屋自体が数か所に分散しているし、最上階のフロアが繋がっていないので、一度下にエレベーターで降りて(歩いてでもいいのだが、天井が高いのでたかが3階でもかなり昇降させられた…)フロアの反対側のエレベーターに行って…と最後の一時間はほぼ小走りで鑑賞しました。私の中ではパリのルーブル美術館とニューヨークのメトロポリタン美術館に並んで造りが迷宮だなと思います。

時間通りに空港行き、いや正確には空港線始発の駅までバスで行き、そこからは地下鉄で空港へ。乗り換えもはっきりと表示が出ているので分かりやすかったです。ここまで来ればもう安心。

私は荷物預入れがないので、出発2時間前に空港へ着くように心がけています。電車やバス一本前に乗るという感じです。

マドリードの実際の滞在が24時間だけだったのですが、無理せずにほぼ歩いて廻っても結構観光できたのではないかと思います。今回は王宮にするか、ソフィア王妃芸術センターでゲルニカを観るかで直前まで迷ったのと、郊外にある世界遺産の王宮にも行きたいなあと思ったのですが。それは次回の楽しみにしたいと思います。


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